番組では、血液型別に運動が続かない理由を解明するという目的で、瞬発力運動(ダンベル運動)、持久力運動(自転車マシン)によるストレスの調査を行い、運動中の脳波を血液型別に測定したところ、O型が最もストレスが少ないという結果が得られたそうです。
これは、次に説明する韓国の実験とも同じ結果となります。
瞬発力運動 | 持久力運動 | |
A型 | ストレス大 | ストレス小 |
B型 | ストレス小 | ストレス大 |
AB型 | 人により違う | 人により違う |
O型 | ストレス小 | ストレス小 |
2017.8.12更新
韓国では、血液型別に脳波を調べてみたところ、O型が一番ストレスが少ないという研究結果が発表されました。
韓国産学技術学会論文誌 Journal of the Korea Academia-Industrial cooperation Society / v.12 no.6, 2011年, pp.2554-2560
成人の血液型と性格と抗ストレスとの関連性の研究 A Study on the effects of one's blood type on emotional character and antistress of adults
キム・チュンシク(ソウルベンチャー情報大学院大学); イ・ソンギュ(ソウルベンチャー情報大学院大学)
Choong-Shik Kim 1 and Seon-Gyu Yi *1
* 1 Dept. of Information Management Seoul University of Venture & Information
《要約》
この研究では、成人の血液型が性格やストレス抵抗力との相関関係があるかを個人が持つ脳神経生理学的指標である脳波測定を用いて比較してみた。対象者は、2006年9月から2009年12月までに韓国精神科学研究所に脳波測定依頼した成人(20歳-59歳)を基準に選定した。男性1415人、女性3221人で総数は4636人である。血液型の分布は、A> B> O> AB型の順であった。分析の結果、成人の血液型と感情的な傾向とは無関係だった。しかし、ストレス抵抗力とは有意差があった。つまり、O型が他の血液型に比べて注意指数や抗ストレス指数で非常に異なっていた。ストレスを乗り越えることができる能力が高いと言えるだろう。この研究の結果、いくつかのカテゴリで血液型と意義のある相関関係を示した影響や遺伝的な役割がどのように影響するかの作用機序を解明するための研究が必要であると考えられる。
詳しくは、私のブログの記事を参照してください。
2017.8.12更新
ABOセンターのブログ 『ABO記』血液型人間学のはなしの最新記事に、
が掲載されました。
脳機能と血液型との関係について、ABOセンターと灰田宗孝博士(東海大学)は10年あまり共同研究を行ってきたとのことです。
この記事によると、脳の活性量を測定する「光トポグラフィー装置」を使った実験では、A型とB型を比較すると、左脳と右脳の働きが見事な対照をみせているそうです。
A型=左脳の活性量が多い
B型=右脳の活性量が多い
出典:ABOセンターのブログ『ABO記』
また、A型とB型ほどの明確な差は出なかったのですが、
AB型=両脳の全体を使っている
O型=右と左を交互に使っている
とのことです。
これらの結果から、「血液型と左脳と右脳の働きには関係がある」と、ほぼ確実に言えるということになります。
しかし、だからといって、血液型と性格は関係がある科学的な根拠だというのは言い過ぎかもしれません。
それでも、真実に一歩近付くことができる力強い実験結果ということは言えるでしょう。
2017.8.12更新