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⚠ 次からの情報は4月12日~15日現在のものです。

 

新型コロナの謎に迫る

 

【速報】ついに新規感染者数が減少に転じたようです!!

 

まずは、東京都の状況です。

出所:東京都新型コロナウイルス感染症対策本部報

 

次は、日本全体の状況です。

 

出所:厚労省報道発表資料

 

予想よりかなり早く、うれしい誤算となりました。😁

 

2020.4.14追記/4.15更新


(次からは、いままでの本文)

 

4月7日に非常事態宣言が出されたこともあり、新型コロナウイルスの情報は極めて豊富です。

しかし、ニュースや記事を読んでも状況がさっぱり理解できません。

 

というのは、なぜそうなったかという理由がほとんど説明されていないからです。

ニュースは「どこどこで感染者が」とか、「○○人の死者が」とか、不安を煽るような情報ばかり。

そして、なぜか知りませんが、専門家の予想もことごとく外れている(大げさに言えば…)ようで、ますますイライラがつのります。🙅

 

そう感じるのは私だけ?

 

しょうがないので、自分なりに情報を調べたところ、ある程度納得できる結果が得られたので、ここに皆さんに公開することにします。 

 

パンデミックは起こるのか?

さて、この記事を書いている4月12日現在で、皆さんが一番不安を感じているのは、新規感染者数が毎日最高を更新していることではないでしょうか?

 

 

代表的な専門家の説明はこうです。

 

①新規感染者数は爆発的(指数関数的)に増加する

 

北海道大学の西浦教授によると、80%の接触減で感染が抑えられるはずとのこと。(現在の新規感染者は実数で700人程度です)

 

なお、この予測は現在の緊急事態宣言の根拠とされています。

  

出所:時事通信 4月3日付
新型コロナ、厳格な外出制限を 接触8割減で急速に減少―北大教授が試算

 

②日本に感染の第2波が襲いかかっている

 

日本は第2波が各地に襲いかかっている状況。欧米から3月初旬に入ってきたのが広がっているということか?

Second waves are hitting at multiple locations in Japan.

  

出所:Hironori Funabikiさんのツイート

 

しかし、奇妙なこともあります。

新規感染者数は激増しているのに、死亡者数はほとんど増えていないのです。

 

  

さらに不思議なことに、東京都では常識に反するようなことも起きています。

新規感染者が増えているのにかかわらず、死亡者は明らかに減少しているのです!

 

 

①東京都の患者数

 

出所:東京都新型コロナウイルス感染症対策サイト

 

②東京と東京以外の死亡者数の推移

 

データの出所

厚生労働省報道発表資料

東京都新型コロナウイルス感染症対策サイト

 

 

ところが、こんなのはウイルス感染症の専門家にとっては「常識」で、簡単に説明できるとのこと。

実は、ウイルスの感染力と毒性は反比例するのだそうです。

 

ウイルスの感染力と毒性は反比例する 新型肺炎で刻々と状況が変化しても冷静な対応を

ドクター備忘録 松本 浩彦 2020.01.28(Tue)

 

ウイルスの場合、感染力と毒性は反比例します。毒性が強いと、患者はすぐに発病して、他所に移動する間もなく死にいたります。 

いっぽう、自分の勢力を広げたいウイルスは、感染力を高めるためにあえて自身の毒性を弱めることだってあります。ウイルスの立場に立って考えれば、自分の遺伝子を世界中に広めたいと思えば、自ら毒性を弱めて発症までの潜伏期間を長くし、保菌者が元気にあちこち動き回ってくれた方が、ウイルスは拡散し世界中に広がります。

私の見解ではどうやら今回の新型コロナウイルスは、自分の勢力を広げたいウイルスのようで、2009年に「新型」と騒がれたインフルエンザ「A(H1N1)-pmd09」に似ていると感じます。pmd09は結局、致死率は低く、今ではA型インフルエンザの本流になりました。その証拠に新型コロナウイルスの場合も、今のところ報道では死亡者/感染者の比率が、報道初期に比べて下がっています。

 

つまり、「新規感染者が増加=毒性が弱くなる」ということなのです。

へ~って感じですね。

 

新型コロナウイルスの実体はRNAなので、複製の際に非常にエラーが起きやすく、感染力が強くなる→毒性が弱くなるという方向で変異が起こっている可能性があります。

こう考えれば―あくまで定性的にですが―現実のデータがうまく説明できることになります。

 

参考までに、東京都の100万人当たりの死亡者数は2.9人(A総合病院の死亡者20人を除くと1.4人)、日本全体だと0.7人。

ちなみに、中国は2.4人、韓国が3.8人です。

 

ところで、上の内容が本当だとするなら、なぜこんな簡単なことを専門家が説明しないのでしょうか…。

 

私の疑問

  1.  100万人当たりの死亡者数から判断すると、東京の死亡者数は頭打ちでしょうが、残念ながら地方ではまだ増加する可能性があります。
  2. R0基本再生産数と Re実効再生産数)を計算するときに「新規感染者が増加=毒性が弱くなる」の効果を考慮しないのは不思議です。

納得しない人もいるかもしれないので、累積ベースの数値を示しておきます。

グラフがだんだん寝てきている→増加率が減少していることがおわかりかと思います。

日本の死亡者と重症者は驚異的に少ない?

 

日本の死亡者と重症者は驚異的に少ないのは事実です。

ここでは深入りせず、池田信夫氏のブログの記事を簡単に紹介しておくにとどめます。

 

氏は「BCGの医学的な効果が確かめられたわけではない」と前置きして、次のように述べています。

  • BCG接種を義務づけている国の新型コロナ死亡率が低いという疫学的な相関関係は明確にある
  • BCGの種類によっても効果が違い、日本株の地域は死亡率が低く、デンマーク株の国は死亡率が高い
  • BCG接種の人口比との相関でみると、接種率の高い国は死亡率が低く、接種率の低い国は死亡率が高い

まあ、糖質制限、マイナスイオン、血液型と性格…と似たようなものでしょうか。 

 

そういえば、専門家がまったく無視する点もそっくりですね…💦

これからどうなるのか?

最初に書いたように、専門家の予測は(大げさに言えば…)ことごとく外れています。

専門家は神様ではないのだから、外れるのはしょうがないと思います。

ただ、これからどうなるかは誰も非常に気になることですよね。

 

…と悩みつつアゴラを見ていたら、永江一石さんのコロナウイルスの記事が目にとまりました。

 

2020年04月10日 22:00

なんでロックダウンしないで完全にコロナを制圧した韓国を参考にしないのか

 

この記事の韓国のデータは、見れば見るほど日本にそっくりです。

そこで、日本が韓国と同じパターンをたどると仮定して、これからの動きを予想してみました。

 

基礎データは次のとおりです。

  • 韓国はBCG接種があり、日本株を使っているケースが多い
  • 韓国は5200万人、日本は1億2600万人なので、人数は韓国の2.4倍に換算する

日本の新規感染者は4月11日現在650人ぐらいなので、2.4で割ると270人になり、韓国なら2月26日頃に相当します。

韓国の新規感染者のピークは、3月3日の851人でした。

その後は急激に減少し、3月12日に114人となり、3月末まで100人程度で安定します。

目に見えて新規感染者が減り始めるのは4月になってからですが、3月16日から陽性者が減少し始めます。

なお、死亡者は毎日数人で一定しています。

 

 

これをそのまま4月11日の日本に当てはめてみます。

 

感染者のピークは、4月20日頃に2,000人程度(851人×2.4)にまで達します。

その後は急激に減少し、4月末頃に250人程度となり、5月中旬頃まで同じ人数を保ちます。

目に見えて感染者が減り始めるのは、5月下旬頃になってからですが、4月下旬頃から陽性者が減少し始めます。

死亡者数は毎日10人をやや上回る程度で一定することになります。

 

もちろん、このとおりになるとは限りません。

ただ、繰り返しになりますが、韓国と日本は極めてパターンが似ていることに注目すべきではないでしょうか?

 

その後に共同通信社の記事が出ました。

 

2020/4/12 00:43 (JST)

国内感染新たに743人 最多更新、12人死亡

 

それによると、

  • 国内では11日、新たに743人の新型コロナウイルス感染が確認され、1日に確認された感染者数の最多を4日連続で更新
  • 死者の都道府県別の内訳は茨城、千葉、愛知、京都が各2人、群馬、神奈川、兵庫、愛媛が各1人

となりました。

  • 感染者のピークは、4月20日頃に2,000人程度(851人×2.4)にまで達します
  • 100万人当たりの死亡者数から判断すると、東京の死亡者数は頭打ちでしょうが、残念ながら地方ではまだ増加する可能性があります

については、ほぼ予想どおりの展開となっています。

 

もっとも、感染者は2000人までは行かないと思いますが、1000人なら突破してもおかしくありません。

また、地方の死亡者数は今後の対応にかかっているので、これ以上増えないことを強く願っています。

 

2020.4.12更新