血液型と性格の原点

 一番大切なポイントですので、改めて説明しておきます。

 

 私のサイトを一読すればわかると思いますが、別に血液型で有名になろうと思っているわけではありません。ですので、それでいいやとず~っと思っていたのですが、ここ最近、ショッキングな事実を知ることになりました。(*_*)

 実は、「血液型と性格」について、ある程度正確に理解している人は、予想外に少ないのです。もちろん、全部を正確に理解している人なんてほとんどいませんし、そんなことは期待していません。そうではなく、基本的な考え方や、ポイントを理解している人が、予想外に少ないのです。

 

 もう1つショックだったのは、能見正比古さんを知っている人が、どんどん少なくなってきているということです。能見正比古さんといえば、誰もが知っている「血液型と性格」のパイオニア、と思っていたのですが、どうも最近はそうでもないようです。彼が亡くなったのは1981年なので、既に30年以上が経っているからです。確かに、40代以下の読者なら、ほほ確実にリアルタイムでは読んでいないのですから、彼を知っている人の方が少ないと考える方が自然でしょう。

 

 これではいけない、と思って作ったのがこのページです。能見正比古さんを知らない人に、ちょっとでもいいから『血液型人間学』の素晴らしさをわかってもらえれば…と期待しています。
 もちろん、正比古さんを知っている人なら、より楽しく読めることは間違いありません。(^O^)

能見正比古さんの「血液型人間学」シリーズ

 1973年8月、サンケイ出版から黒い表紙の本が出版されました。この本の著者こそ能見正比古さんで、題名は『血液型人間学』です。血液型3部作の第1作である、この『血液型人間学』は、またたく間に30万部を超えるベストセラーとなり、日本中に血液型ブームを巻き起こすことになります。続いて、第2作の『血液型愛情学』、第3作の『血液型活用学』が出版され、 「血液型と性格」は、日本人の常識となってゆきます。

最近の『血液型の説明書』ブームは、内容こそかなり違うものの、当時の血液型ブームの再来といっていいでしょう。

 次には、サンケイ出版による紹介「能見正比古の血液型シリーズ」の広告からの抜粋を書いておきます。これを読めば、当時の状況が想像できると思うのですが…。

血液型人間学

あなたを幸せにする性格分析

1973.8 (258p)

血液型と性格の基本的な関係を、克明なアンケート調査、30年にわたるタフな観察、取材により、科学的に実証、追求した話題の大ベストセラー。

 

血液型愛情学

愛と性のドラマ・20,000人の証言

1974.5 (278p)

心の動きである愛情が、気質、すなわち血液型と密接に関連することを、約2万人のデータをもとに科学的に立証した、初の本格的愛情レポート。

 

血液型活用学

自分を生かし、人間関係をよくする本

1976.5 (288p)

液型と性格に関する知識を、自己の管理や向上、人間関係への柔軟な対応や改善のためにいかに活用させるか、科学的資料をとに分析詳述する。

 

血液型エッセンス

性格と人間関係の実用百科

1977.6 (240p)

百科事典にも取り上げられているABO式血液型と性格との関係。著者多年の調査研究をコンパクトにまとめた要保存版。各界スター知名人血液型全名簿付き。

 


 なお、調査方法と調査数については、『血液型と性格ハンドブック』(1981年)に次のようにあり、延5万人以上となっています。

  • 記名式のアンケート[人の考え方や行動の特徴を訊ねる方法]を、2万人以上、実施して来ました。(中略)質問項目も400以上になっています。 p.68
  • 政界財界、文化、教養、スポーツ界はじめ、100を超える分野でこのデータ[血液型分布の偏差(かたより)]を集め、調査数も3万人を越えています。 p.69

2018.5.5追記